2016年8月31日をもってドラムス、シャーク安江が脱退しました。
7年間、GEZANとして走り、26時間連続でドラムを叩き、二の腕に下と山のタトゥーをいれるその男が脱退すること、そのことにうろたえなかったと言えば嘘になります。
実際、バランスを崩した3人はひたすらゴミのような毎日の中でケンカを繰り返しました。
当初、8/31のシャーク脱退の日までは実感がわかない、ドラムスを探せる脳になれないのは当たり前だと思っていました。
当然のように、ライブがありスタジオがあり、そんな毎日の中で来るべき未来をイメージ下準備できるほどオレたちは賢くなかった。
今この文章を書いている9/18。
幡ヶ谷の深夜の公園のベンチに座っている。
じゃあ今はどうなんだ?と聞かれれば、別になんにもかわらないWASTED YOUTHの暗闇の中、シャークが抜けた後も自分の周りから他のドラマーを探すことがいまだに想像できないでいる。
刻みつけてきた自分たちの歩む7年間は想像以上に厄介だった。
今もまだ候補なんてない、真っ新だ。
この前練習スタジオにカルロス、イーグルの3人ではいった。
スタジオでの練習が終わっての第一声
「話しにならんな」
だった。
ひたすらに憂鬱で不機嫌なスタジオの時間。オレたちはドラムがいないことを一気に実感して青ざめた。
どーするかなー 終わっちゃうのかなー 。
ぼんやりと弱気になったりしながら、スタジオの帰り道、iPhoneにはいっていた青色のアルバムを再生する。
イヤホンの向こうで、60分、ここにかえってこいと歌っている。
「エンドロールに名前がなかった。だからぼくら旅をつづけなくちゃ」
自分によく似た声の男がそう歌っていた。
前置きが長くなりました。
メンバー募集をしようと思う。
パートはドラム。テクニックなんかどうでもいい。
シャークのかわりじゃない。ここからはじめるつもりでいる。
高校生の頃、オレはバンドがやりたくて仕方がなかったが、周りに誰もいなくていつもイライラしてた。
カッターナイフを後ろポケットにいれて、やり場のない気持ちを何かにぶつけたがっていた。わかりやすいくらいに鬱屈としていて、ヤンキーというよりファンキーな、なんだろう?一言でいうと、わけのわからないやつだったと思う。
オレがはじめて音楽の話をしたのは高校を卒業して大阪に引っ越して出会ったイーグルだった。
オレはその時のきらめいた気持ちを今でも忘れない。GOLDEN TIMEがこれからはじまるんだ。こいつとバンドをしようとはじめて会ったその時に勝手に決めた。
オレはこのメンバー募集であの日のオレに出会おうと思った。
そのきらめきにかける。何もやり場がなくて、どこにぶつけていいかもわからない、あの日のオレの気持ちに会いたいと思った。
別に年齢の話じゃない。15歳でも35歳でもいい。YOUTHはそんなものでは測れない。音楽が好きで、ただ何かをかえたいそういうヤツに会えたらいい。
学校だとか会社だとか、まどろっこしい明日が動けないネックならそんなのは捨てればいい。ドラムのテクニックなんかしらねーよ。アホほど今からスタジオに入ることになる。
田舎に住んでるやつは東京に引っ越してくればいい。金がなくて家がなければオレの家に住め。GUAYSのヒロシと三人暮らしだ。
思えばオレたちも最初からGEZANだったわけじゃない。7年かけて、GEZANになったんだ。
シンプルな話だ。7年かけてオレたちになろう。ロックバンドは最強なんだ。
もう何も怖くない。悪魔とDEAL、電話を一本、すべてを手に入れろ。
GEZANとこれからを歩める人、連絡待っています。
下の番号はマヒトにつながる。
会って話しをしたい。
なんにせよ電話だ。声をきかせてほしい。
ドラマー募集
・実年齢より精神年齢が重視されます ・テクニックは問いません。死ぬほどスタジオ入りましょう。 ・他のバンドの掛け持ちも可能なら可能です。 ・性別も関係ありません。 ・一緒に環七をママチャリで爆走できる奴。 ・どでかいことをぶちかましたい奴。 ※募集期間は2016/09/22~10/22の1ヶ月間とさせていただきます。 まずは電話で話した後、ミーティングなどできたらと思います。もし電話に出なかった場合は留守電にメッセージと連絡先を入れてください。 090-6654-1364-マヒト gezan.drummer@gmail.com
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